敢えて言おう！
My Best Mac OSは「OS8.1」であると！！

確かあれは1997年のことだったと思う。
当時の私は未だに「漢字トーク７」のPerforma575でシコシコくだらないハイパカ・スタックを作る毎日。
そんなある日、妻が仕事を終えて帰ってきた私の前に見慣れぬ小さな機械を置いた。
「何じゃい、こりゃあ？」
「モデム。お友達から貰ったの。これでうちのMacでもインターネットしようよ。」
「インターネット？！」
「これ繋げばできるらしいよ。」
一応その名前は聞いたことはあったが、当時は全く興味がなかった。
とはいえ妻に急かされるままに手持ちの雑誌でチェック。
わからん・・・何のことが書いてあるのかさっぱりわからなかった。
どこが「繋ぐだけ」じゃい！！
しかも当時はまわりに「林檎使い」なんて一人もいなかった。
「無理だよ〜、こんなの私にはわからない。」
「ええ〜〜っ、友達は簡単だって言ったのにぃ。」

私の妻に迂闊に「簡単」なんて言葉を吹き込まないで欲しい。
彼女が私に押しつけるのは「簡単」かもしれないが、実際の作業はみんな私の仕事になるんだから。（泣）

当時確か「OS8」が発売になって間もなくの頃だったと思う。
当時のMac系雑誌はこの新OSの話題で持ちきりだった。
それらの雑誌によるとこのOSだとインターネットは「簡単」らしい。
妻が毎日うるさいので、私は渋々このOSを導入することを決めた。
っていうか、当時の私には他に道はないと思われたのであった。
思えばちゃんとした「OSインストールCD」なんて買うのはこれが始めてのこと。
（ついでにそのどさくさに乗じてPioneer LX100までも導入したのであるが。）
ちなみに妻が友達から貰ってきたのは14.4kbpsのモデムで、それは「OS8」標準のモデムスクリプトの中には見あたらなかったので、結局オムロンの28.8kbpsのモデムを買い込むことになったのであった。

それからWEBの世界にどんどんハマり、PowerMac4400も買ってサイトまで開くことになっちゃったのはすでに述べたとおり。
毎月目の玉が飛び出るほどの通信費を支払いながら、いったん蟻地獄にはまった「働き蟻」はずるずると深みに・・・。
そして４年前、ここ大阪で単身赴任生活を始めた時、マンションには4400、職場には575を置き、共に「OS8.1」だった。
職場でも暇な時間を見つけては創作に励み、データの持ち運びのためにZIPを２台用意したっけ。
powerPCでも68 Kでも使えるってのが妙に心強かった「OS8.1」。
私の「地下室」スタックの多くはこの「コンビ」によって作り出されたのである。

そしてその蜜月は一昨年の春、私がオークションで7300/G3改をゲットして終焉を迎える。
その後、何をトチ狂ったのか、約１年足らずの「お買い物狂想曲」の後、手元に残ったのは「OSX」でしか起動できないPowerBook G4と、「OS8」時代以前の古いソフトがまともに動かない「OS9.2」のPowerMac G3。
隣の部屋には一応「OS8.1」が走るPerforma575を始め、数台の古いデスクトップ機が積まれているわけだが、すでにそれらを起動可能な状態にして置いておける場所なんてどこにもない。

いつでも気軽にあの忘れじの「OS8.1」が堪能できるMacが欲しい！

その白羽の矢が経ったのは「やってもうた！」しちゃったPowerBook2400。（発売時の標準OSが「OS8」）
これを「やってもうた！」した経緯は「忘れじの力猫」（涙のお買い物帳）に詳しいが、実はゲットしてから間もなくずっと放置プレイ中だった。
それというのも少し先にゲットした窓98号機、東芝「リブレット」（pentium266MMX）は重量半分で、WEBアクセスは格段に速かったから。
当時のappleのカタログの「世界最速のノートPC」ってのは「絵に描いた餅」だったらしい。（溜息）


で、何とか先ほどやっとPowerook2400の「OS8.1」でのセットアップが終った。
当時の「ことえり」は限りなくタコなので、当時愛用していた「ATOK8」をインストール。
ところがこの「OS8.1」と「ATOK8」の組み合わせだと、キーボードの文字と実際入力される文字が異なる。
旧OSのキーボード・ファイルを「system」に放り込んで、ATOKの設定を弄くれば解決することは承知済み。
ブラウザは久々にネスケの4.7と、ついでにかのcyberdogまでもインストール。
きゃ〜〜懐かし〜〜〜〜！！（爆）
何よりこの環境で作ったハイパカ・スタックが「寸分の狂い無く」動くのがうれしくてたまらない。

私はMacで何がしたかったのか？？
それには果たして「マシン・パワー」だの「速さ」が必要だったのだろうか？
せっかく最新に近いマシン環境を手に入れながら、あいにくまだ私は「次なる」それを見つけていない。
こうしてPowerBook2400を弄っていると何だかしみじみしちゃうオヤジである。（自爆）