ロジックの罠

昨年のこと、私はG3以前の力本収集にはまってました。
さんざん悩んでゲットしたのはpowerbook3400/240。
G3前夜の最高機種。発売当時は¥70万円くらいしたとか。
それまで持っていたのが190csだった私は狂喜乱舞!
今にして思えばたかだか12インチ、32000色までしか表示できなかったけど、TFT液晶は恐ろしく綺麗でした。
そしてステレオ・スピーカー。(これまた音は大したこと無いけど)
CD-ROMも使えますから音楽CDを聞きながら作業なんてこともできたわけです。(「そんなことデスクトップでできるじゃん」なんて言わないように)

で、一通り弄くり回した後、たまたま当時知り合いだったMacの友人に教えられた「亀さん、3400って190のバッテリーが使えるんだよ。」という情報を思い出したのでした。
ちょっとやってみるべ。バッテリーが2個使えれば心強いしね。

ところが・・・バッテリー挿し換えた途端、パシッ!みたいな感じで画面が真っ暗に!!
「何じゃこりゃぁぁぁぁ!!」
再起動してもダメ。
ま、まさか、受け取って半日の3400が死んじゃった?!!!
そりゃもう真っ青じゃ済みません。顔からさっと血の気が引きました。
WEBで調べましたがそういうトラブルはどこにも書いてない!!!!
ほとんど眠れぬ夜を過ごし、仕事も手につかぬまま一日が終わります。
部屋に帰ればそこには物言わぬ3400の亡骸が・・・。(号泣)

仕方がない。
しばらく呆然とした後、WEBで修理を依頼しようかと思いつくわけです。
故障の状況をメールで送り、見積もりを待つこと1日。
その返答はあまりにも非情でした。

曰く、「ロジックの破損が考えられます。修理は非常に高付き現実的ではありません。3400の中古パーツは品不足なので下取りいたしますが・・・」

がぁぁ〜〜ん!

がぁぁぁぁ〜〜〜ん!!

がぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜ん!!!

¥○万円が一瞬で「中古パーツ」かいっ?!!

お先真っ暗、絶望のどん底とはあのことでした。
ぼんやりとした頭で宛もなくWEB検索する私。
が、そこで初めてリセット・スイッチと放置プレイのことを知ったのです。
もうこうなったらダメ元です。

何と、何と、仕事から帰って起動してみると翌日3400は何事も無かったように立ち上がったのでした。

で、教訓その1。

ショップが言う『ロジックが逝ってます』はまず疑ってかかれ!


別にショップが悪いだとか、ぼったくろうとしているなんていうつもりはありません。
多分それがマニュアルなんだと思うからです。
それにしてもそんな恐怖を味わいながら、その後「改造道」などという修羅道を突き進んでいったおバカさんは「学習」という言葉を知らないのは間違いありません。


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