Round1;見果てぬ夢


何度も他所で言ってきたことだが、以前より私はMacのサブノートを渇望していた。
使いたいのは年に2回の里帰りと1回の上京。片道3〜4時間の電車旅行である。
そんなときぐらいMacのことを忘れちゃえばいいのだが、すでにNETジャンキーと化している私には「旅のお共」としての最軽量のPowerBookは必須であった。
昨年duoを、さらにはPowerBook2400をゲットして連れ回し、その勢いでPowerBookG4 12インチまでゲットしちゃった私はますますその思いを強くした。
「2kgじゃまだ重すぎる!!」

数日の旅行になるわけだから着替えもそれなりには用意しなければならない。
しかもPowerBookのバッテリーの「持ち」を考えれば予備バッテリーもACアダプターさえも必要になる。
せっかくだからデジカメだって持って行きたいしぃ・・・・

OSXとは言わない。
古いMacOSでいいからせめて1kg程度の、windowsCE機みたいなのが欲しい!!
ただ今のappleにそういうものを期待するのは、おそらく将来も含めて無理であろうことは分かっていた。
第一「車社会」のかの国に、「肩からぶら下げて持ち歩く」発想などあろうはずもない。
しかもあのでかい手&指には小さなキーボードは無理。
何よりもガタイの立派なガイジンには2kgですら「十分軽い」のかもしれないし。

が、いきなりその転機はやってきた!
ある日、買ったばかりのPowerBookG4用の外付けキーボードを焼酎「いいちこ」で溺死させた私は、その購入資金の足しになればと思って「いつもの所」に出かけたのだが、な、何とまたまた3万円もお小遣いを頂いてしまったのだった。
キーボードは¥7000円だから・・・よしっ、残りで何かオモチャ買うぞ〜〜〜!!(笑)

何度も言ってるように泡銭は考えずに「やってもうた!」するのに限る。
ホントはまだまだパーツ関連で欲しい物はあったのだが、こと泡銭に関しては普段なら絶対買わないだろうおバカな買い物こそふさわしいと信じている私である。
やっぱりここはwindowsCE機でもいっとくかな〜?
でもなあ走行中の電車の中じゃWEB接続は無理。
「システム手帳」すら使う必要性に駆られたことのない私がwindowsCE機を他に何に使えというのだ?
まさか電車の中で「小説」でも書くのか??
結局・・・・要らないじゃん!(爆死)<windowsCE機

宛もなくお〜くしょんを散策していた私の頭に閃いたことがあった。
確か昔、windowsCEじゃないホンモノの(?)windowsが動く小さいノートってなかったっけ??
リベロ?リブロ??・・・お〜くしょんを彷徨いながら私はついにその名前に辿り着いたのだった。

東芝 リブレット

検索してみるとそれなりに出品があるのだが、やけに価格のばらつきが大きい。
しかもその過程で驚くべき事実が次々と判明する。
例えば私が初めて買った「窓95号機」は166MMX、32MB、HDD2GBって代物だったのだがそれを凌駕するスペックのモデルが存在すること。
外付けのフロッピー・ドライブやCD-ROMドライブもワンタッチで繋げるということ。
かのduoドックよろしく「I/Oポートリプリケーター」というのに接続して拡張性のパワーアップができること。
標準の物とは別に大容量バッテリーが存在するということ。

私にはこれがまさしくduoの生まれ変わりとしか思えなかった。
duoを所有していた頃、「せめてここがああだったらまだまだ使えるのにぃ」という無念さを、このリブレットは完全にカバーしていたのだった。
しかもそれだけではなく私は全く別のことまで同時に考えていた。
それには・・・「窓Xp」ではなく「窓98号」であることが極めて重大な意味があった。

私の机の奥には数枚の「窓95号機」のゲームのCD-ROMがひっそりと眠っている。
「窓98号」ならまたそれで遊べるんじゃないか??
そのゲームを買った頃って、ただひたすらに集めまくっただけで、あまりちゃんとプレイしたことがないのだ。
というのもちょうどその頃にインターネットと出会った私は次第にその魅力に引き込まれていった頃であった。

もちろん「窓95号機ゲーム」と言えばエロ・ゲーをおいて他にないではないか。

「リブレットでエロ・ゲーするぞ!!」

えっ、何かすごく間違ってるって?
そういうカタイ頭ではパソコンを骨の髄まで楽しむことはできないだろう。
今更時代遅れのサブノートを買ってビジネスツール以外の用途で使い込もうというのだ。
目的意識さえしっかりしてりゃあ、その目的は何であろうが構わないではないか!

ともかくもこうして私は林檎信者的リブラーへの道の第一歩を踏み出したのだった。(かなり強引)


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