黒いのがいいのォ!

先に書いたように私のfirst MacはPerforma575。
それゆえ一体型Macは私の原点である。
昨年実家の父の「ボケ防止」にMacを土産に持ち帰ったのだが、それを私は迷うことなくPerforma5000系に決めた。
まあそれだけで色々あったんだけど、詳しくは先のページを参照していただくとして、今春愚息が奇跡的にもが工業高校に受かったこともあってその報告のために帰郷したのだった。
で、母から父が毎晩Macで将棋ソフトを楽しんでることを聞いて「親孝行できてよかった」と安心した私が目にしたのは、さらにボロボロになったPerforma5210改の姿であった。
元々日焼けしてベージュどころか黄色になっていたそれは、ますます肝臓を病んで黄疸が出た患者の皮膚色まんまであった。
筐体前面の音量ボタンは内部に脱落しておりそれを直そうと前面のパネルを開けようとしたら固定用の爪があっさり全部もげた。
そりゃあ使用には問題ないかもしれないけどこりゃああんまりではないか!

故郷に両親を残したまま関西に移り住んで、寂しい思いをさせてるかもしれない「長男」は悩むのだった。
せめてもう少しまともなMacを!

で、さっそくお〜くしょんをチェック。
Performa5210改の中身はPowermac6300/120なのでPerforma5000系の筐体だけあればいいわけで、実際そういう出品も少なからずある。
ただ今時Performaなんて「引き」があるはずもなく、名前こそ「Powermac」であるところの5500を除けばどれもジャンク価格。
ただしあのPerformaの筐体の送料は¥2000円足らずかかってしまうのだ。
振り込み手数料も込みで考えると¥2000円超。
これは何だかおかしくないか?¥500円のモノものを¥2000円かけて手に入れるなんてことがどうして許されよう?!
で、そこで見つけてしまったのだ、かの「黒いPerforma」を。
Performa5420改、¥5000円ナリ。

発売当時「Macはすべからく白いもの」だった時代に黒いMac。
当然そこはかとなく憧れていたのだった。
「何だかワルそう。」(何が「ワル」なのかは未だもってわからないが)

で、「やってもうた!」のだった。
すでに「父親に買ってやる」なんてことはどうでもよく「自分が欲しい」というエゴが先行していたのだった。
外見はPerforma5420なのだがロジボは5440の603e/180MHZが載ってるという。
結構イケてるんじゃあ??
・・・・それは余りにも甘い期待だった。
「OS8.6」がインストールしてあったのだがそれはあまりにも遅かった。
第一一昨年まで私のメイン機だったPowermac4400よりスペックはショボいんだもの。

結局「黒いだけ」だった黒パフォーマは静かに今夏の出荷を待っている。
いや、これをゲットしたこと自体は間違いではなかったと思うのだが、5420の代わりに持ち帰ってくるはずの5210をどうしようかなんてことは全く考えていない私である。


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