連休前、私は急逝なさったG3-266改用の内蔵用HDDを物色していた。
以前からお仲間から「ACARDってのを挿してHDD繋ぐと『ベージュG3の8GB縛り』から解放されるよ」ってアドバイスを貰っていた私はやっとこさそれをお〜くしょんで落札したのだった。
がこともあろうにACARDが届いたその日に40GBの内蔵HDDはお亡くなりになった。
とりあえずは手持ちのオリジナルの6GBのHDDに積み替えたのだが、それじゃあせっかくのACARDの意味がないじゃないか！
で、急遽内蔵用のHDDを探すことになったのだった。
多少「目的」の論点がずれているような気もするが、そういう細かいことを気にする方にMacは不向きである。（自爆）

しかもその「捜し物中」に私はたまたま珍しいものを発見してしまった。
「外付けSCSI HDD 40GB」？！すんげぇ、40GBの外付けなんて初めて見たぞ！！

実はG2 Macの改造に魘されていた頃、組み上げてみたもののうまく動かないMacのデータのバックアップは全て外付けHDDに頼っていたのだった。
そのせいで、私のこの部屋のマンションの床には2GB〜4GBのHDDがいくつも転がっている。
重複するデータも少なくないので、できればこれを一つにまとめたいなあなんて思っていたのであった。

そんなところに40GBである。これなら楽勝ではないか！
泡銭には余裕があったので速攻で落札。
連休前日には品物が届いたのだが、セットアップは連休明けにするべぇ・・・ってつもりであった。

で、連休中、ElanさんとAIMでチャットしてたときにその話題を切り出した。
私；オークションで外付けSCSI HDD 40GB落札したんですよ。
Elanさん；へぇぇ、40GBの外付けって珍しいね。
私；そうでしょ？エッヘン！
Elanさん；待って・・・、まさかそれUltra SCSIじゃないの？
私；へ？！それが何か？！！
Elanさん；Ultra SCSIじゃ使えないんじゃないかな？
私；？！！！！
おそるおそるオークションのページをチェック。
確かに写真にはしっかり「Ultra SCSI 40GB」とあった。
冷や汗がどっと吹き出したが、この動揺をElanさんに悟られぬよう（爆）強がってしまったのだった。
私；Ultraはそ・・・そうなの？でも窓機だったら使えるよね？
　　窓機用のSCSI-PCカードあるんですよ、Xpにも対応してるの。
　　ドライバだってあるし、フォーマッターだって・・・・。
　　しかも先頃買ったVAIOにはPCカード・スロットあるしぃ。
Elanさん；あ、それなら大丈夫じゃない？
・・・・・・・・・

強がってはみたものの、窓機搭載のHDDは80GBもある。
そもそも窓機にバックアップが必要なデータなんぞを残す気がない私はこの上外付けHDDを増設する気なんてこれっぽっちもなかった。
「また使えないものをやってもうた。」私は大いに落ち込んだのだった。

とか言いながら諦めの悪い私は一応G3-266改にその「外付けSCSI HDD 40GB」を繋いでみた。
デスクトップには当然のようにHDDのアイコンは現れない。
が、改造修羅道の辛さがすでに喉元を過ぎてしまっていた私はそれでメゲルほど柔ではなかった。
システムプロフィールをチェックすると「非マウント」とはなっているが、認識はされている様子。
速攻でB's CrewをG3-266改にインストールして再起動。
ヲヲ、認識されるじゃないか！
もうっ、Elanさんったら驚かすだからぁ・・・。
で、ついでだからB's Crewでフォーマット。
と・・・見る見るうちにデスクトップには10個の「名称未設定」HDDアイコンが並んだ。
何でだよ〜〜〜〜？！10個もパーティション要らないんだってばぁ！！
オプション設定でパーティションを「2つ」にして再フォーマット。
あさりと「名称未設定」が2つ。何だ、問題ないじゃん！！
が・・・試しに1つの「名称未設定」を開いてみたら4GB足らずの容量なのだ。
残る1つも当然ながら同じ。なんで20GB2つにならないんだよぉぉぉぉ？！！！
その時さらに私の頭をかっての苦い記憶がかすめる。

そういえば・・・かってゲットした13GBのHDDでも同じような目に遭わなかったっけ？
その時もなぜかパーティションが4つにしかならなくて、「初号機」「弐号機」「参号機」「四号機」ってしたんじゃあ・・・。
慌てて13GBのHDDをチェックするとやっぱりそこにはしっかり「Ultra SCSI 13GB」と書かれていた。
まさか・・・それが「ウルトラ」のヒ・ミ・ツだったのかぁっ？！

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実は問題はそこではなかった。
もうお気づきの方もいらっしゃるだろうが問題は「ウルトラ」のヒ・ミ・ツなんかじゃなくってフォーマット形式である。
「OS9」以前のMacばかり使ってきた私のHDDは全て「Mac標準　HFSフォーマット」だった。
そのHFSフォーマットが認識できる最大のHDD容量が4GBまでなのだった。
そういえば「OS8.1」で初めて「HFS+フォーマット」が登場したとき、その特集記事に「大容量ドライブ向けのフォーマット」って記載があったっけ。
でもその当時の私はこんな大容量のHDDを扱うなんて思いもしなかったのだった。

時代は進んでいるんだよなあ、確実に。（遠い目）