日本の夏、Macの夏

PowerBook1400を2台、WEB友に送りつけた私はつかの間の「安定」を満喫していた。
が、そんなときに限って良からぬ煩悩に苛まれるのはいつものこと。
で、ふと最近eMacはほとんど「OS9.2」でしか起動していないことを思い出す。
せっかくdual bootのMacにしたのに「宝の持ち腐れ」じゃん!<また始まった!!
第一、夜な夜な酒で酔ってぼんやりした頭で、iTunesで音楽でも流しながらWEBブラウジングやってるなら絶対「パンサー」で起動した方が快適である。
blogで使うデジカメ画像もiPhotoで取り込んだ方が楽チンだ。
なのに発作的にお絵描きがしたくなったり、サイトの更新をしようなんて思いつくもんだから、いちいち起動ディスクを切り替えるのが面倒で、結局はいつも「OS9.2」で起動したまんまとなるのだった。
そんな時、ふと机横のゴッサマー400改に思いを馳せる。
ホント最近、こいつはスキャナーでの取り込み以外じゃ起動してないなあ。
さっさとUSB接続できるスキャナ買っちゃえば要らないのに。<妄想拡大中!!

と、その時私は閃いてしまった!
待てよ、いっそこのゴッサマーは処分しちゃって、SCSIの使えるG3 PowerBookに代わりをさせるってのはどうだろう?
で、当然15インチ液晶モニターが余る。
物置部屋にはPowerBookG4で使っていたキーボードがあるじゃないか。
ってことはだよ、今の「Tiger」付のMac miniを「やってもうた!」すれば、「パンサー起動専用機」どころか「Tiger起動専用機」が手に入るわけでぇ・・・・。

どうして「先立つモノ」も無いくせにこんな発想が出てくるのだ?!

が、その日の私はやたら「行動」が速かった。
直ちに故郷の幼なじみにTEL。
「PowerMacG3の400MHZの改造機要る?17インチCRTもおまけに付けるからさあ。」
彼の家には私が持ち込んだ7600改233MHZが元気に活躍中である。
彼の息子は2人で、しばしばMacの取り合いをしているとも聞く。
そんな彼が233MHZの1.5倍強のCPUスペックのマシンを拒むはずはない。

よし、これで1つは片づいた。
で、SCSIステーションにするPowerBookは何にするかな?
お〜くしょん会場に向かった私がセレクトしたのは何と・・・・

PowerBook1400c改G3-333MHZ(SONNET製)だったのだった!!


これがまた「古力本」使いには必須のオマケ満載で、内蔵HDDも20GBに増設してあるとのこと。
説明文の中に「SONNETのG3機能拡張を入れると頻回にフリーズする」とあったのが若干気にはなったのだが、PowerBook1400を2台弄り倒した直後の私には根拠のない自信があって、「まあ何とかなるだろう」とばかりにちょっと高めのそれをポチッと「やってもうた!」してしまったのであった。

届いたPowerBook1400改G3は限りなく美しかった。
多分大事に使われていたのだろう。
こういう中古品をゲットするとすごくシアワセな気分になる。
一応の起動を確認した私は躊躇いもなく初期化、まずは「OS8.1」をクリーン・インストール。
SONNETのサイトから最新のドライバーをダウンロードしてきてインストール。

何でやねん?!
起動して間もなくするとFinder自体が終了しちゃっうのだった。
再起動を繰り返すも病状は「悪化」するばかり。
挙げ句の果てにイキナリ「爆弾テロ」まで・・・。(汗)
古いMacにはありがちな「相性」なのかもと気を取り直し、「OS8.6」「OS9.1」でも試してみたが結果は同じ。

ダメじゃん!
これってG3カード自体が腐ってるんじゃねぇかぁ?!!(泣)


激しく落ち込んだが、男たるモノ、過ぎたこと、やっちまったことをくよくよ悩んでもしょうがない。
しかたなくオリジナルのCPUカードに挿し換えることにする。
出品者さんの話では「オリジナルは117MHZ」ってことだったが、丁寧に梱包されてある箱を開けてみると、一目でそれが117MHZのカードじゃないことに気づく。
だって2次キャッシュ部分が付いてるんだもん!
仮付けしてシステム・プロフィールでチェックすると案の定133 MHZのもの。

「まあ117より133MHZの方がいいかあ」と気を取り直し、CPUのヒート・シンク・カバーを閉じようしたその時になって初めて、そういえばG3カードに放熱パッドが載っかっていないことに気づいたのだった。

まさかとは思い、133MHZの放熱パッドをSONNETのG3カードに付けて組み上げたところ、全くフリーズは起こらなくなった。
つまり・・・熱暴走だったのである。
先に自ら修羅道にアップした写真を参照すると、PowerBook1400のCPUカードはノーマルでも放熱パッドが載せてある。
PowerBook1400はノーマルの状態でもかなり内部の発熱は強烈で、しかも私の部屋は昨年と同じくエアコンOFFで扇風機のみ。
放熱パッド無しにG3-333MHZの本来のパフォーマンスを発揮させると熱暴走はしょうがなかったんだろうってオチとなったのである。
っていうかこの放熱パッド、そもそもどちらのものだったのだろうか?
案外、この出品者さん、自分の手でG3カードに交換してないんじゃあ??(謎)

さて、昨年買って放り出したままのファン付ノートパソコン冷却台を試してみるかなと。
ついでに卓上用扇風機も併用しようか。

P.S.
Mac miniはどうなったんだって?
先に言ったでしょう、「先立つモノが無い」って。
一応いつでもイキオイで「やってもうた!」できる準備は整ったってことですよ。(爆死)


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さっそくオマケで付いてきたレア・アイテムの「ブック・カバー」を装着してご満悦の頃。
まさかこの後トンデモナイことが待ち受けているなんて予想もできなかった。

力つきてノーマルの604e/133MHZのCPUを仮付けしたところ。
キーボード左にあるのが「すでに諦めた」G3カード。

放熱パッドが付いていないSONNETのG3-333MHZカードとノーマルの133カードから取り外したパッド。
元々これが付いていなかったなんてことはあるまいが、何でわざわざ取り外してあったんだろう?

で、これが現在の状況。
モバイルに使うつもりはないので、テン・キー&マウス装備。

なおPowerBook1400改の横の扇風機は1400だけでなく、さらにその隣のeMacの側面にも風を送ることを狙っている。
・・・って、こんなことするくらいだったら、素直にエアコン使えばいいのに。(自爆)


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