またもやのDuo

今年は年始から飛ばしすぎた。
でもそのおかげで部屋で使っているeMacも職場に持ち込んだPowerBookG3も本宅のiBookのいずれも全く問題なく安定稼働している。
それは当たり前のことなのだけど、毎度のことながらいつしかその「安定」が物足りなく感じ始めた頃が危ない。
そしてその先に進むバカを待ちかまえているのは「お約束」の底なし沼・・・・




連休中、酒に酔った私は久々にぼんやりとした頭で「お〜くしょん」を物色していた。
先頃北海道のはまちさんからPowerBook190cs改を頂いたこともあって、何気に(=未練がましく)古力本の出品を「大分値落ちしてるのかなぁ〜〜」なんて考えながら眺めていたのだった。

PowerBook2400はもういい。
手に入れては手放しを2度やってしまったわけで、今さらそれが最高機種603e/240MHZのスペックでも「どうしようもないこと」を知ってしまっている。

じゃあイマドキの「Duo」はどうなんよ?!
・・・それをチェックしていた酔ってベロベロの私はその出品に遭遇したのだった。

Duo2300c。
イーサも使えるUltraDockと外付けフロッピー・ドライブ付き。

これって完璧じゃん!
「Duo」の限界は知ってるもんね!
で、取りあえず冗談半分で¥10Kで入札しておいた。
パチンコ屋で¥10K負けてくるのはしょっちゅうなわけで、¥10Kで買えるオモチャならちょっと遊ぶにはもってこいじゃないか。
第一、「いくら何でもこんな価格でかの名器『Duo』が落札できるわきゃあないぜよ!」って信じていたのだが・・・・・。

それがまさか・・・落札できてしまったのだ。

困った。
いや、金額のことではなく、使い道なんてな〜〜んにも無いのだ。
もちろんここのネタ用に買ったつもりもないはずだったのだが・・・・。

振り込みを済ませた翌日にそのDuoは届いた。

一言で言うと・・・キタナイ!
今まで何台ものDuoを見てきたが、こんなにキタナイのは初めて!
明らかにヤニで黄色く変色している!!
良く言えば、「使い込まれた」なのだろうけど、先頃はまちさんから頂いたPowerBook190cが美しかったのとは正反対。
真っ先にしたことと言えば、アルコール綿と雑巾で拭きまくることだった。
キレイにしてみれば筐体に目立つ傷もなく良好。
起動してみたところ液晶は十分明るく、バッテリーも生きている。
なかなか掘り出し物だったかなとにんまりしながら「中身」をチェック。
使っていたまんまなのかフォルダやファイルが、私の部屋の中さながらに散乱したまま。(自爆)
そんな中にUltraDockのインストーラーを発見。
危ない危ない、何も考えずに初期化しちゃったら大変な目に遭うところだった。

と・・・システムフォルダに「7.5」と「7.6」が入っているではないか!
いいのかこんなことしても?!
試しにテキストを入力してみたところ・・・キーボードが全く反応しないのだった!(何とパワー・キーまで!!)

ぐわがぁ〜〜〜〜〜〜っ!!
まさか、不良品を掴まされたのか?!

気を取り直して英字入力に・・・・
よかったぁ。キーボードが死んでるわけじゃなさそうである。
ってことはやっぱりシステムの問題なのか??
ところが事情が飲み込めないまま弄くっている間に、「このディスクからは起動できません」というエラー・メッセージと共にまともに起動できなくなってしったのだった。(何故か「option」キーを押したままにすると起動)
これってホントに大丈夫なのかしらん?!!

背筋に冷たいモノが流れるのを感じたが、気を取り直してUltraDockを繋ぎマウスと40GBHDDを接続して起動。
・・・・何故か液晶が点灯せず。
しょうがなくUltraDockには外部モニター端子もあるので、純正13インチCRTを繋いで起動。
まずはduoのHDDの内容をコピーしようとしたが、何故だか40GBHDDの先頭10GBしか認識されないじゃないか!
何でだよ〜〜〜〜!
初期化にすら手間取るような気むずかしいduoは初めて!!
前オーナー、「よくもこんな状態で使っていたよな〜〜」と愚痴も出る。
で、何とかかんとかして「OS8.1」をインストールに成功したときには精魂尽き果ててしまい、その日はそのままベッドに吸い込まれて爆睡。

翌日、やっと「第二段階」へ。
まずはもう一度全体のチェックから。
以前所有していた2300cはすでに液晶が暗くなり始めていたが、これは合格。
なんとも明るく美しいではないか。
やっぱり32000色にするとビスタサイズ。(注;VRAM積んでないため。5300cと5300ceは1MBのVRAM付きなのでフルサイズ表示可)
この筐体のコンパクトさはやっぱりかわいいが、今となってはちょっと分厚い。
キー・タッチの悪さでは定評があるDuoだが、これはまあまあ我慢できるレベル。
それにしてもファンクション・キーが無いことに今更気づく。
トラックパッドではなくトラックボールなのは、ベースが68K Duoだったのか?
底面のシールは「DUO2300c」となっているが、液晶は明らかに68Kのもの。
ま、いっか。「トラックボールDuo」の方が好きだし。

引き続きUltraDockのチェック。
外部モニター必須かと思われたが、そうじゃなかったようで、UltraDockを挿しても液晶は映る。
で、LANケーブル挿してちょちょいとルーターの設定したら、あっさりWEBに繋がった。
だけど32000色表示の「ビスタ・サイズ」じゃあお話しにならず。
スクロールも遅い、遅い。
ってことは68K Mac&28.8kbpsモデムでサイトまでやってた私って・・・・。(自爆)
それにしてもこんなコンパクトなのにモバイル通信は全く方法無し。
一応モデム内蔵だから公衆電話から・・・って手こそあるわけだけど、今更14.4kbpsでダイアル・アップなんかするかってぇの!!

で、どうしたかって?
たっぷりセットアップを「楽しんだ」(=苦しんだ)Duoはすでに床の上に放り出してあります。(爆死)


この小ささはほとんど「罪」としか言い様が無いほどかわいい。
確かに現在のPowerBook G4はさらにコンパクトではあるが、前世紀にすでにこの大きさであったというのは驚きでしかない。

PowerBook G3と比べるとこんなにも違う。
そりゃあ15インチ液晶の筐体と比べることが無茶と言えばそうなんだけど。
ただし、厚みはPowerBook G3がはるかに薄い。
時代は進んでいるのだ。

で、この小さい液晶だ。
今のPowerBook G4なら上蓋目一杯の12インチ液晶なのに9.5インチしかない。
ただし「G3前夜」のあの分厚いPowerBook3400ですら12.1インチ液晶で32000色しか表示できなかった時代なのだから。
ただこの小さい液晶画面を見る度にMacのサブノートを夢見てしまうのは私だけだろうか?

で、32000色表示にすると「ビスタ・サイズ」になってしまうわけで、256色表示のままWEB閲覧を試みる。
イマサラの603e/100MHZだから「速さ」は期待しないが、たったこれだけの範囲しか表示できない。
何だか高解像度の大画面表示を当然のように思っているサイト作りを少し反省した私である。




で、結局これだもんな〜〜(自爆)


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