Goodbye iPod?!

昨年秋、「ゴジラ系」のオフ会で上京した折り、横浜在住のWEB友からiPodを安く譲って貰った。
彼が新型のiPodを買ったので不要になったってことだった。
彼がサービスでいろんなアルバムをiPodに入れておいてくれたおかげで、大阪に帰る間の新幹線の中では退屈せずに済んだ。
なかなかすごいぞ、iPod!
が・・・その後、しばらくするとiPodに入ってる曲は聞き飽きてしまった。
そうなるとお決まりの「常置プレイ」である。

「せっかく買ったのにこのままじゃ宝の持ち腐れじゃん。」

でも当時、私のMacはベージュG3どまり。
で、PCIスロット用のFirewireカードを買ったのだった。
で、で、何も考えずに繋いで「アップデート」しちゃったら、iPodの中の曲がみんな消えた。
・・・い、いいもん!もう聞き飽きてたしぃ。
代わりに何か手持ちのCDでも入れてみようか。
・・・・いか〜〜〜ん、実は私の手持ちのCDの内、めぼしい物はみんな妻と息子が本宅へ持ち去っていたのだった。
何にも曲の入っていないiPodはやっぱり放置されることになった。

が、転機はやってきた。
それは私がオークションでiMacブルーダルメシアンを「やってもうた!」したからである。
何たってFirewireが標準だ。
しかもiMacのリカバリーDISK(OS9.2)だとデフォルトで「iTunes」がインストールされる。
そこでやっとiPodのことを思い出したのだった。

「せっかく買ったのにこのままじゃ宝の持ち腐れじゃん。」

息子が持ち帰った怪獣映画のサントラを奪取して大阪に持ち帰った私は、それを片っ端からiPodに入れてみる。
かくしてiPodはめでたく「携帯型怪獣音楽プレイヤー」となった。
で、待てよ、私はこのiPodをどこに「持ち運ぼう」というのだ。
何せ私が住んでるマンションは職場の隣。
「通勤」時間が限りなくゼロの私にいつそれを聞く時間があるというのだ?
職場ではしょっちゅうMacで遊んでるくせに、まさか勤務時間中に「怪獣音楽」聞いて遊んでるのはマズイだろう。
もちろんスピーカーで鳴らすわけにはいかないし、イヤホンで音楽聴いていたら呼び出しの電話のベルが聞こえないじゃないか。
じゃあ自分の部屋で・・・・いや待て。
iMacブルーダルメシアンには音のいいハーマン・カードンのスピーカーが付いている。
どうせ部屋にいる時間のほとんどをMacの前に座り込んで過ごす私にはiTunesで十分ではないか。
でも何とか無理矢理にでもしばらくは使ったのだった。
やがて「怪獣音楽」さえも聞き飽きた私は再びiPodを放置プレイに・・・。

「せっかく買ったのにこのままじゃ宝の持ち腐れじゃん。」

が、ちょうどその頃、受験勉強の追い込み中だった息子にねだられた。
「パパのiPod貸してよ。」
どうせ放置してるんだからいいかあ。
私はそれを息子に渡してしまったのである。

そして今春、息子は高校に合格し、私はPowerBookG4を買った。
しかし・・・元々「OSX」で何をしようかなんてプランが無かった私はPowerBookを持て余していた。
ただのWEBブラウジングとメールのチェックだけ。

「せっかく買ったのにこのままじゃ宝の持ち腐れじゃん。」

時を同じくして毎日高校まで電車通学のお供にiPodを連れていってた息子からリクエスト。
「iPodに入ってる曲聞き飽きちゃったよ。」
で、私は閃いてしまったのだった。
よ〜〜し、手持ちのCD、全部iPodにぶち込んでやろうじゃないか!
第一それがiPodの「売り」だったはずだしぃ!
数日かけて大阪に残されたCDをiPodに読み込む作業を完了した私は、何とかこのiPodを車の中でも聞けないかと思いつく。
私に「通勤」は無いが、毎週末車で片道90kmを往復しているのだから、その時に聞けばいいじゃん。
家電店でカセット・アダプターを購入して繋いでみたらこりゃもう完璧!
iPodは手探りで操作ができるので運転しながらでもラクラク操作が可能だった。
本宅に妻が持ち去ったCDも全て読み込んだiPodはまだまだ容量に余裕があった。

気が付けば夏の里帰りが迫っていた。
妻と子供達は一足先に電車で里帰りし、私は後から迎えに行く手はず。
ここで「片道4時間の電車の車中は退屈だろう」とついついメカ音痴の息子にiPodを手渡したのが間違いだった。
里帰りして酒浸りの日々を送り、明日は明石に帰る前の晩、私は念のために息子に確認した。
「明日帰るけど、iPodはフル充電してあるだろうな?」
「パパ、大丈夫だよ、バッテリー残量はフルだから。」
と、いざ帰るその時になって・・・・・
「おいっ、どこがフル充電だ?!バッテリー残量のバーが1本しか立ってないじゃないか?!」
「この前見たときは全部立ってたんだよ。」
息子は「自然放電」という単語を知らないらしい。
当然バッテリー不足のiPodは道程のほぼ真ん中で息絶えた。(泣)

ちなみにその後、さらに曲を追加されたiPodは相変わらず息子の通学のお供をしている。
同級生でiPodなんかもってるのは他にいないらしくて、人気抜群なんだそうな。

でもなあ・・・

お前は自分でiPod mini買え〜〜〜!
それはパパのだぁぁ〜〜〜〜〜!!(爆死)


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